先日1,000円から株取引ができるツールOne Tap BUYを始めたと書きましたが、One Tap BUYのサービスには「誰でもIPO」というアプリがあります。
その名の通り、誰でも簡単にIPOに参加できるアプリですが、先日ソフトバンクのIPOを取扱すると言うので、ものは試しに申し込んでみました。
ケータイに誰でもIPOのアプリを入れて、先日開設したOne Tap BUYの米国版と同じ会員IDとパスワードを入れてログインし、株数を指定して申込みするだけ。
他のネット証券だとIPOのためにコツコツ貯めたポイント使わないといけなかったりして、めんどくさくて諦めてたけど、これはなんて簡単なんだ!
抽選結果が出るまで待つこと数日。画面には当選祈願の絵。
そして結果は。。。当選!
当選したもののソフトバンクの魅力は。。。
今回のIPOには海外投資家の申込みが3倍あったとのことですが、辞退者もたくさんいたと思います。
なぜなら、海外では携帯通信事業はもう伸びないことがわかっていて、すでに通信以外の事業で利益を出すビジネスにシフトしているからです。
例えばアメリカの通信大手であるAT & Tは、コンテンツ事業を主な収入源としています。最近かのタイムワーナーまで買収したのは有名な話です。
ソフトバンクにもブック放題やアニメ放題というコンテンツがあります。ブック放題はドコモのdマガジンのようなサービスで、利用料は月額500円と少しお高め。dマガジン並にCMを打ってくれれば契約数も伸びそうな気もするのですが、これからの業績はコンテンツの独自性によるでしょう。
IPO直前は、皆様ご存知の通り「提携するファーウェイの役員逮捕」、「ソフトバンクの通信障害」が相次ぎました。
さらに「親子上場で投資妙味が無い」、「格安SIMの登場でソフトバンクの通信サービスがこれ以上伸びる可能性は低い」など言われてもう逆風しか吹いていません。
しかし、せっかく当選したIPOなのに自体するのは何か味気ない気がします。
投資の判断基準をご飯で換算してみる
辞退か購入か、結構迷いました。
申込数は10株。1株1,500円なので投資金額は15,000円です。(超少額!でも迷う)
もし半分に下がったとしても7,500円の損。私の中では飲み会2回分です。
配当金利回りは5%らしいので、もし株価が1,500円のままであれば750円は配当がもらえることになります。これは外食の場合の昼食1回分。
よし、買おう!
飲み会2回と昼食1回を天秤にかけた場合、飲み会2回分の方が断然金額が大きい。
しかし飲み会2回(7,500円)は、利益確定をしなければ本物の損にはなりません。
一方、昼食一回(750円)は、配当なので持っている限り必ず、何度ももらえます。
損する可能性を避けるより、確定した利益を取ることにしたのです。
肝心の投資結果は
勝率8割以上と言われるIPOですが、あれだけの悪材料があったためやはり下がりました。公開と同時に成り行き売りという選択をしなくて良かった。。。本来IPOはそうやって儲けるんでしょうが、今回は例外です。
そういえば、今回公開前に指値売りの指定ができなかったのですが、これはソフトバンクが1株1,500円で固定だったからみたいです。誰でもIPOは指値ができないのかと思ってビックリしていましたが、壮大な勘違いでした。
終わりに
名探偵コナン元太くんのうな重換算ばりのご飯換算を見て、「わざわざソフトバンクに手を出して損しなければ、その分おいしいお昼ご飯いっぱい食べれるよ」と言いたくなるかもしれませんが、投資は消費の先送りです。株は損していても、持っていれば上がる可能性があります。
自分を含めソフトバンクIPOに手を出して損している方。今はソフトバンク社に引き出すことのできない貯金をしていると思いましょう!